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老後において身軽となるための準備を始めよう


需要供給のシステム内に存在する矛盾

資本主義経済の中で人生を歩んできた私たちは、実は資本主義の需要供給のシステムに完全に組み込まれた形で、経済発展に貢献しています。

家の中は、多くのモノで溢れているものの、常に新しい商品やサービスを模索し続けます。サービスを受けたり商品や製品を購入するためには、当然の事ながらお金が必要です。ですから私たちは、生活を少しでも快適にするために、お金を稼ぎ、そしてそのお金でサービスや商品、製品を購入することを繰り返しているのです。

しかしこの流れには、いくつかの矛盾が内在していることに気づかれるでしょうか。

消費者が受けるサービスや、購入する商品、製品は、本当に生活を豊かにしているでしょうか。そしてもし豊かにしているとおっしゃるのであれば、購入しながらも、何度かつかっただけで埃をかぶってしまっている商品の数々は、どのような説明が付くでしょうか。

そもそもそんなサービスやものが無くても、生活にはなんら影響を及ぼさないものばかりではなかったでしょうか。

つまり、稼いだお金の多くは、実は無駄な消費として使われているのです。

まずはシンプルな生活環境を

誰もが今後、老後を迎えることになります。今後の年収は年々減少しつづけることになります。よってこれを乗り切るためには、通常、支出を抑える必要性が生じるはずです。

しかし、一度豊かになった自らの生活を、急速に落としていくのには、ある種の抵抗があることでしょう。

そこで、これまでの意識を抜本的に変え、無理なく支出を落とすことにしましょう。

意識を変えるためには、これまでの生活やそれによって積上がった物やサービスを、冷静に見つめ直すことから始めます。

誰もが現在、多くの物の中で生活をしていることでしょう。しかしその中には、全く使わなくなったものが溢れているはずです。滅多に使うことがないにも関わらず、もう何年も何十年もそこにあり、埃がかぶっている物がきっとあります。

まずこれらをすべて処分することから始めます。不要な物はオークションやフリーマーケットなどで販売したり、友人に譲ります。また、売れない物は徹底して廃棄します。

すると、お部屋はとてもシンプルでなおかつ機能的な空間となるはずです。無駄な物が何も存在しない、あたかもホテルの部屋のような空間です。これまでとは異なり、余裕ある空間は、物の真の価値や利便性を提示してくれることでしょう。

支出面に重点を置くことの必要性

さて、せっかく理想的な空間を手にしたのですから、それから以降、家に新たな物を買い入れることを制限します。つまり欲しいと思った物であっても、本当に必要な物なのか、すぐに使わなくなってしまうものなのかを検証します。無駄な小物などについては、極力手を出さないようにして、作り上げた快適な空間を保持することに努めるわけです。

この習慣が定着すると、自ずと支出は低下していくことでしょう。ごく自然に、これまでの物欲から解放され、シンプルでかつ機能的な環境の中での快適な老後の生活を手に入れることに成功するのです。

また、これにより備わった習慣は、今後の食生活をも変えていくことでしょう。健康にプラスになる食材を、必要な分のみ摂取することをも、手に入れることに成功するはずです。

需要を高め、そしてより多くの消費を実現するための資本主義社会のサイクルは、実は老後の生活にはあまり優しいものではありません。

これまでは、それでも支出を必死に向上させることで、そのサイクルを維持しようとしてきました。しかし今後は、そんな無理なサイクルの中で踊る必要はないことに気づく必要があります。

すると、精神的ゆとりをも手にすることが可能となり、より快適な老後の生活を手にすることになるのです。

なお、この意識改革は、50代以前でも取り入れるべきだと考えます。多くの所得を得ている間に、消費社会からの離脱に成功できたなら、より多くの老後資金を作り上げることができるからです。

必要最小限の物を用い、シンプルで快適な生活を実現したその時こそ、ゆとりある生活のスタート地点であることに気づく価値は、非常に大きいといえるでしょう。

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