田舎暮らしから一転都会暮らしの老後

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老後に都会暮らしを選択した要因とは

先の例のように、老後の生活がスタートした時点で、都会から田舎へ住居を変更する一方、それまで田舎の暮らしをされていた方の中には、田舎の地所や家を引き払い、一転して都会の暮らしに切り替えられる方もいらっしゃいます。田舎から都会へと住居を変更された方は、どの部分にメリットを追求したのでしょうか。今回は、この点にスポットを当ててみたいと思います。

それまで地方都市の郊外の過疎化が進む地域に広めの土地と家を所有していたAさんは、リタイヤした段階でそれを売却し、都心の利便性の高いエリアにマンションを購入し、奥さんとともに転居されたといいます。

そこでAさんに、老後において都心部に転居された要因をインタビューしました。ここではその要因を記すと共に、簡単な解説を加えようと思います。

もし、同様に都会暮らしを考えていらっしゃるのであれば、なんらかの参考になる部分があろうかと思います。

1)すぐ近くに総合病院がいくつもある

郊外で生活していた際にも病院はあったといいます。ただし車がなければ不便であったため、徒歩でも行ける場所に総合病院がある場所を探したといいます。老後に運転さえできなくなった場合でも、すぐ近くに病院があれば安心して暮らすことができると感じたそうです。

2)車を使わず徒歩のみでも買い物ができる

これもまた、病院と同様、車が使えなくなったとしても、日々の買い物が徒歩で出来る利便性を重視したそうです。また、都心部ではセニアカーなどの配慮をされた場所も少なくありません。さらに、都心部のスーパーやコンビニエンスストアは、インターネットや電話で食材をオーダーすると、それを即日配達してくれるサービスもあり、よく利用するようになったようです。

3)セキュリティに守られた環境

都会に住む上で、当初最も気になったのが、セキュリティだといいます。田舎に比べて人口密度が過密な都心では、治安の悪さも、老夫婦が住むのには気になる部分です。しかし移転先に選んだマンションは、エントランスがオートロックとなっており、インターフォン越しにロックを解除しなければエントランスの内側に立ち入ることができません。このため、飛び込み営業にドアをたたかれたり、不審者を気にすることがなく、安全が確保できる部分に安心感を覚えたといいます。

4)バリアフリーが組み入れられている

マンション自体の基本設計が、お年寄りにやさしいものとなっており、車いすでもエントランスからエレベーター、そしてお部屋の内部まで移動することができることから、万が一、車いすの生活になったとしても、負担なく生活を続けることができる部分に利点を感じられたようです。

老後の生活の場合、いずれ老いと戦わなければならなくなります。そんなとき、少しでも優位性を持てる環境にいれば、精神的にもゆとりある老後を送ることができます。バリアフリーが組み入れられている住宅の場合、精神面においても、有効に機能しうる要因となっているようです。

5)息子が近くに住んでいる

車であれば5分以内に息子夫婦が住んでいることから、不測の自体がおきたとしても、息子に連絡することで何らかの手だてを講じることが可能となります。また、息子にとっても、両親が近くにいてくれた方が安心であるといってくれた事が、都心での老後生活の決定を後押ししてくれたようです。

このように人によっては、老後を街中で過ごすご夫婦も増加傾向にあります。ただし、街中は、利便性が高い分、経済的な負担は地方よりも多くなります。あくまでも老後の財政状況を加味した上で、無理のない計画を立てる必要がありそうです。

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