老後の計画を立てるちょっとしたコツ

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意外に早くやり尽くしてしまう老後の夢

過酷な労働の毎日を送っていると、老後が生活を待ち遠しく思える時があるはずです。日々何の重圧もなく、目覚まし時計で強制的に起こされることもありません。毎日が日曜日のようで、しかも日々24時間を自由に使うことの出来る生活です。

あなたは、定年を迎えたら、旅に出たいですか?それとも改めて大学に入り直してみたいですか?これまでできなかった趣味を、心行くまで楽しみたいと願うでしょうか。これらの願望を、老後にはすべて達成できるようになります。

実際、定年を迎えられた方々の多くは、旅に出たり、趣味を楽しんだりといった日々をエンジョイされているようです。多忙な日々をしいられている現役世代からするならば、あまりにうらやましい日々に思えます。

しかし・・・です。

実は、そんな漠然とした夢は、老後の生活を初めて3ヶ月から半年の間に崩壊することが少なくないことをご存じでしょうか。

リタイヤの期限が近づくと、あれこれと老後の計画を立てることでしょう。しかしその計画が、「あそこに行きたい」「あんなことをしてみたい」などといった短絡的なもののみで占められている場合、実は、半年も時間があれば、おおよそのことをやり尽くすことができるものです。

多忙な日々から有り余る時間の日々への移行が及ぼすものとは

多くの方は、この40年以上の長い時間、毎日忙しく働き続けています。そんなライフスタイルが身体に、そして脳裏に染み着いています。このため、突然、時間が出来たとしても、それを消化するだけのノウハウを持ち合わせていないため、ある日、自分が暇であることに気づき、そしてその瞬間、焦りにも似た感情に心が満たされることになるのです。

老後においては、少し遅めの時間に目を覚ますかもしれません。

これまで忙しく働き続けた企業や産業、日本経済のすべては、既に躍動を始めている時間帯です。そんなアクティブな環境は、今も変わらずそこに存在し、動き続けているのに、老後の今、その中には属していません。経済活動からは、完全に離脱し、そして無風状態の中に身を置かざるを得ない状態となっているわけです。

「楽しみにしていたのに。こんなはずではなかったのに」

言いしれぬ空虚感に、少しだけ焦りを感じるはずです。むなしさを感じるはずです。

そして、あれほどまでに憧れた時を迎えているにもかかわらず、それまで予想もしなかった事態に、強い空しさを感じることになるわけです。

日本人は、かつてエコノミックアニマルと呼ばれるほどの国民です。私たちの勤勉さゆえに、敗戦状態からも急速な復興を遂げ、そして世界でも有数の経済大国へと、日本を押し上げることに成功したのです。

しかし、そんな私たちには、明らかに欠けている部分があります。

それは、自由な時間を謳歌したり、遊んだりするための知識やノウハウです。

午前中のカフェやファミレスなどに行くと、同様の悩みを抱えている初老の方々を多く見ることができます。店の片隅にぽつんと一人で座り、何をするでもなく、ただただ時間を過ごしている方々です。

定年という第二の人生のスタート地点において、それまでの仕事を失うことになります。代わりに使い切れぬほどの自由な時間を得たわけです。しかし明確な、そして長期的な計画を立てることなしに定年を迎えてしまうと、数ヶ月もしないうちから、何をして良いのかがわからない日々を迎えてしまうこととなるのです。

たぶんはとても焦ることでしょう。頭を抱えたまま何日も、何日も時が過ぎていくことになります。それでもきっと、結論が見えることはないはずです。

しっかりとした長期的プランを持つ必要性

さて、では、このような不測の事態を招かないためには、事前にどのような計画を立てておくべきなのでしょうか。

これについては、ひとつの基本的な考え方が存在します。

先の例にあるような計画、つまり「あそこに行きたい」「あんなことをしてみたい」という計画は、仕事を持っている時に考えたものであり、つまりは、たまの休みが取れた際にも実現できるレベルの計画であることが少なくありません。

しかし老後の生活は、それから以降、生涯続くことになります。つまり「時間がとれたら」というレベルとは次元が異なるわけです。ですから、老後の計画を立てる際には、第二の人生を過ごすための長期的な人生設計をすべきなのです。

たとえば、「経済学を極める」「修士課程に進む」「直木賞を狙う」「NPOを立ち上げて社会貢献を果たす」「学習塾を開く」など、大枠の計画を時間をかけて明確化していきます。

そしてそれを鮮明なものとしたなら、次に、老後にそれを実現するための詳細を、老後のToDoリストとして抽出するのです。計画が長期的なものであれば、それを具現化するための詳細項目は、多岐に渡るはずです。決して直ぐには終わりません。第二の人生における大きな夢を達成するために、日々さまざまな事をこなしていくことになるはずです。このメインフレームが構築できたなら、その上で、先の「あそこに行きたい」「あんなことをしてみたい」などの余暇的な計画を、メインフレームの脇に置いていけばよいわけです。

すると、今後も空虚感を味わうことなく、日々夢を実現するための作業に没頭することができるはずです。また、ひとつの夢から派生する様々な計画にも着手する必要があるかもしれません。

リタイヤした人々から伺うと、そんな本筋的な夢があるとないのでは、第二の人生における生き甲斐や充実感がまったく違うといいます。

フルタイムフリータイムにおいて、すべてが自由な環境とは、経験してみればおわかりになるはずですが、実はさほど面白いものではないのです。

ですから、今から夢実現計画のメインフレームを立て始めると良いでしょう。そして次に詳細の計画を立て、そしてそれをさらに鮮明なものとしていきます。

しっかりとしたプランを持って老後を迎えることができたなら、第二の人生は、必ず輝くものとなるに違いありません。

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